2007/06/07

オフィス・イン・ポケット

SOHOで仕事している関係上、これまで事実上「ノートPCがオフィス」でした。仕事柄、PCを駆使するので、どうしてもWindowsが壊れて再インストールしかない、という状況になります。再インストールを余儀なくさせられたことが多いので、これまでAcronis社のTrueImageを使って、Windowsが壊れても直ぐに復旧できるようにしていました。

これで機嫌よく仕事をしていたのですが、、、マッシュアップ・アワードの仕事をしているとき、メイン、サブ両方のPCが壊れてしまったことがありました。ハードウェアそのものが壊れてしまった場合、データはバックアップがあるのでいいのですが、普段使っているアプリケーションが代用PCではインストールしていなかったり、復旧後データの整合をとるのが面倒。そこで新しいコンセプトを実行することにして、いろいろ試行錯誤してきました。絶対に同じことを考えてる人がいると思うので、情報をアップしておきます。

それが「Office-In-Pocket」と私が名づけたコンセプト。早い話、USBメモリかポータブルHDDに必要なデータや普段使うアプリケーションを入れておき、PCは「CPUとメモリを借りる箱」とすることで、ハードウェア故障に一切煩わされないでおこう、と思いました。

いろいろ調べました結果を書いておきます。なお、参考にしたのは主にここ「USBメモリに入れて持ち運べる便利なソフト」まとめ @Wiki


1.PortableApps
ここではレジストリを使わないアプリケーションをオープンソースで開発しています。
ランチャもうまく統合されていて、使いやすい。(ランチャは使っていません。その理由は後述)
私はここのポータブルアプリケーションで、特に
Firefox Portable Edition
Thunderbird Portable Edition
を愛用してます。

2.U3規格のアプリ
これはポータブルHDDでは使えるのかな?
少なそうなのでパス。使っていませんので、評価できません。

3.Schwertkreuz説明
これはレジストリをフックするアプリのようです。
Schwertkreuz経由でプログラムの実行ファイルを起動すると、それがレジストリやApplicationDataにアクセスしに行くのをトラップし、自分の配下のフォルダに保存します。レジストリ情報はXML形式で保存しているので、アンインストールも簡単。
結構な数のアプリがこれで動かせます。
なんといっても、ポータブル用に開発されたものではない、普通のWindows用ソフトをポータブルにできるのがよい。

4.Ceedo
極めつけはこれ。有料ですが、めちゃめちゃ気に入ってこれをメインで使って、どうしてもダメなときに上記のものでカバーしてます。
これはレジストリだけではなく、Windowsフォルダに入るもの、ドライバ、フォント、などまでほとんど完璧にフックします。
インストールもARGOというエクステンションがあり、それ経由でセットアップを実行するだけ。ハードウェアに関係あるアプリケーションのインストールはやはり無理ですが、ほとんどのWindows用アプリがインストールできました。(Microsoft系は無理でした・・)
こんなソフトまで入るの?というものまで入る。IllustratorもDreamWeaverもTeratermもFFFTPも弥生会計も・・・・私が要るものは全部入りました。

例えば、私が出している NavitoGateway、レジストリにnavito:というキーを追加する必要があるが、これもHDDに入り、HDD接続時に本物のレジストリ情報にアドオンしているらしい。Ceedo経由でNavitoGatewayをインストールすると、そのHDDを挿したPCでは Navito:のプロトコルが機能し、HDDを外すと機能しない。同様にSkypeをCeedo経由でインストールすると、HDDをつないだ時だけCallto:プロトコルが機能する。本来C:\Windows以下のフォルダにインストールされるようなドライバも、HDDに入れて接続時にアドオン!
それに、デザイナーの人はいろんなフォントを使うと思うが、Ceedo経由でフォントをインストールすると、HDD内のceedo\windows\font\ というところにインストールされ、HDDを挿したPCではそのフォントが常時使える!!
さらに、Ceedoのランチャから起動したアプリはWindow枠を縁取りすることができて、どれがCeedo経由(つまり、自分の環境)でどれが借り物のPCの環境かが一目で分かるので、間違って借り物のPCのデスクトップに自分のファイルを置く、なんてこともない。(ちなみにデスクトップやマイドキュメントもCeedoで自分専用の領域が割り当てられます)
そして、終了時。「Eject」ボタンを押すと、Ceedo経由で立ち上げたアプリを全部クローズして、テンポラリファイルを削除して、USBの取り外しまで全自動でやってくれる。あとはUSB端子を外すのみ。
これはすごい。久々にまいった!という感じ。

結局、今の仕事環境+過去の全メール+仕事の全ドキュメント+よく使うアプリケーションが全てポータブルHDDに入り、Office-In-Pocketのできあがり。ちょうどIO-DATAのHDMC-U8という8GBのポケット型HDDを使っているので、まさにイン・ポケット。
(ただ、HDDだと動作が遅いので、今度16GのFlashに変えようと思っています)

家のPCでも、ネットカフェのPCでも、借り物のPCでも全く同じ環境で作業できて、しかも借りたPCに使った痕跡は一切残さないので、セキュリティも万全。(紛失に備えて重要なフォルダは暗号化ソフトをかけています。)これまで使っていたAcronisのTrueImageでこのHDDまるごとバックアップを定期的に取っているので、このOffice-In-Pocketが壊れても新しいHDDを買ってきてコピーでOK。

このシステム、我ながらめちゃめちゃ便利です。SOHOの人、特に個人事業の主の人にはお薦めしたいです。
これにしてから、ノートPCを「念のため持っていく」ことが減りました。「多分要らないかな」というときはHDDだけ持って出ます。もし必要になればネットカフェにでも入ればいいので。

ちなみに、Ceedoで普通のFireFoxやThunderBirdも入るのですが、Ceedo経由で起動するとちょっと遅くなる(これは仕方ないですね)ので、メールとブラウザに関してはCeedoを経由させずにFirefox Portable Edition、Thunderbird Portable Editionを使っています。

ご質問歓迎です。こちらの連絡先にメールを頂ければ結構です。

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